北京五輪・女子バドミントン日本代表

小椋久美子

Kumiko Ogura
大阪の四天王寺高校卒業、三洋電機入社。「オグシオ」として、潮田玲子と女子ダブルスペアを組み、全日本総合選手権5連覇、北京オリンピック5位入賞。2010年、三洋電機退社、現役引退。引退後は、バドミントンの普及のみならず、スポーツ全般にわたり喜びや楽しさを伝えられるような活動に取り組んでいる。
小椋久美子

子供のころは、活発で体を動かすのが大好きでした。小学生の時に書いた文集には将来の夢として「オリンピック出場」と書いていましたね。また保母さんになることも夢でした。潮田玲子選手との出会いは小学校6年生の時の全国大会準々決勝でした。その時に受けた衝撃は今でも忘れることができません。
 その後、高校時代に選手育成合宿で潮田選手とペアを組む機会がありました。社会人になり五輪に出場する先輩の姿を見て、2人で「これから4年間死ぬ気でがんばろう」と誓いました。

人間は決して一人で何でもできるわけではない

小椋久美子

特別枠として国際大会に出場をしていたのですが、なかなか実力が伴わない日々でした。そんな中で2004年全日本社会人大会で初めて優勝できたことは私の中で気持ちが大きく変わった瞬間です。この時から自信を持って、国際大会に出場できるようになりました。

引退をした後は、講習会を通じて子どもたちの育成に取り組み始めました。昔から子どもが好きだったので、念願と言ってもいいかもしれません。大きなことを何か成し遂げるより、一つひとつ気持ちを込めて活動をしていきたいと思っています。人間は決して一人で何でもできるわけではなく、人に支えられていることを知ってもらいたいです。人を裏切らないカタチで自分のやりたい事を貫き通す人であってほしいです。

※記事の内容は取材当時のものとなります

プロフィール

氏名
小椋久美子