Leaders Style(リーダーズスタイル)

株式会社ZAC 金森 秀晃

 株式会社ZAC代表取締役社長。年間250本もの研修をこなす業界では有名な超人気講師。カウンセラー、メンタルトレーナーとしても一流の技術を持ち、なでしこジャパンの主力選手を擁するINAC神戸においてメンタルトレーナーを担当。現在では、研修講師としての傍ら、後進のカウンセラーの育成や学生・若手社会人のキャリア教育に力を注いでいる。
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 学生時代はあまり学校に行っておらず、バックパッカーをやったり簡単なビジネスをやったりしていました。当時は、落ちこぼれで、居場所が見つけられなくて、もう日本の社会では生きていけないかもしれないというような感覚、疎外感さえありました。そんな中で、大学3年生の時にたまたま野村証券という会社を知りまして、徹底した実力主義というところに惹かれるところがあり野村證券に入るためだけに就職活動を行いました。そして、幸運にも内定を頂くことができました。就職活動を通して自分が初めて認められた気がして、そこで私も日本で頑張れるかもしれないという気持ちになることができました。入社後も本当に貴重な体験をさせていただいたと思っています。
 もともと3年以内には会社を出ようとは思っていたんですけど、そんな私に命をかけて道を示してくれたのは、これまでの私の事を全面的に信じ応援してくれた母でした。母は末期がんになり、全身に激痛が走り、自分が生きている事でさえ家族に迷惑をかけてしまっているのではないかと被害妄想になってしまうくらい、大変な状況になります。そうした中でお医者様の一言というのは信じられないくらい大きな影響を及ぼすわけです。しかし私にはそこまでお医者様が患者さんをケアして言葉を放っているようには見えませんでした。息子として憤りを感じるわけですが、ただ冷静になって客観的に見てみると、お医者様も悪気があるわけでは無いのです。ですから、こういうことを教育する制度やシステムそのものに原因があるのではないかと考え、思い切って会社を辞め、医学を学び直し、今では医療機関の研修やコンサルティングを中心に取り組ませて頂いております。年間250以上研修をさせて頂いている中で7~8割が医療介護業界のクライアントになります。今は講師としての活動がメインになりますが、いずれは自分の理想とする医療法人を作れたらと考えています。
再現性と客観性
金森 秀晃
 医療は科学です。科学には二つの条件、再現性と客観性が必要になります。何回でも同じ条件で実験が出来る再現性。客観的事実と数値、これには一切の感情・主観を入れないということも大事です。医学は紛れもなく科学ですが、それを操るのは人間であり、医療を施される側も人間です。
 人間には当然一人ひとりに「感情・主観」があります。それは相手を思いやる気持ちであったり、相手の痛みに寄り添う心かもしれません。こう考えると医学(科学・客観性)と主観は二律背反のように思えるかもしれませんが、実は、主観と客観は決して対局するものではなく、両立させて初めて成り立つものだと思うのです。特に医療の場合、科学は徹底的に「道具」として使われなければなりません。ただ、過酷な医療の現場では、これは言うほど簡単なことではありません。そういった意味では、過酷な環境の中で働くみなさんが、常に自分たちのやっていることに意義を感じ、誇りを見出し、傷んだエンドユーザーの方々に力、癒しを与えていただけるよう、私たちもプロとして精一杯サポートさせていただきたいと思っています。
 もちろん簡単なことではないことはわかっています。ですが、すぐに結果を求めてはいけないです。一つのアクションで一つの結果を求めるのは人間にとって一番愚かなことだと思います。対象が人間だとしたら、一回の言動でその人に理解してもらおうということになってしまいます。それは傲慢ですよね。そういった考えは自分の成長や可能性を広げることを阻害してしまいますよね。初めから上手くいかないけど、一個一個取り組んでいく事が重要ということで「至弱を持って至強にあたる」という言葉を座右の銘にしています。
技術の習得
株式会社ZAC
 人というのは良い所と悪い所と色々な面があると思います。調子が良い時は優しくなれたり、受け止めたりすることも出来ると思いますが、常にそうはいきません。今まで延べにして1万人以上の方のカウンセリングをして参りましたが、仕事を辞めたくなった方、あるいは人生すらもをやめてしまいたくなった方、そういう方はやはり「自分を見失ってしまっていること」が非常に大きいのです。ですから、どんな時でも自分の軸を持ち、平常心で自然体で生きていくことが出来たら、絶対に素晴らしい人生になっていきますよね。私はそういった人間を育てていきたい。ただ、社会において自然体で生きていくにはそれなりの技術が必要で、実はそれが人としての「強さ」を作っていきます。強さというのは、ファイティングポーズをとるような強さではなく、自分自身で人生の主導権を握り、常に「本来兼ね備え得ている一番いい人間性の自分」でいることです。
 こんなことをいうと一見難しく思えるかもしれませんが、単なる技術であって、能力は関係ありません。誰でも出来るし、練習すればするほど構築されていくものです。どんなことがあっても決して諦めず、技術を磨くという姿勢をもっていれば、社会に出て「営業とはこういうものか…」「社会とはこんなものか…」「お金がもらえれば別にいいや…」と仕事に対して心を亡くすこともないでしょう。そうはいっても、たしかに環境が人を作るということもありますので、新卒で最初に入った会社というのは本当に重要です。昨今では、そこでしっかりとした教育を受けられないがために社会に絶望してしまう若者が多く、残念でなりません。今後は、それは本物ではない、社会は決してそんな悪いものではないということを積極的に伝えていきたいですね。

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