その後18歳で就職し、やがて結婚を機に独立しました。当時の生活は何不自由ないものでした。平穏な日々の中で、どちらともなく言った「喫茶店でもしない？」この一言が大きく運命を変える事になりました。

しかし苦労を強いられました。私は「明るさ」「誠実さ」など、店の姿勢でお客様に選んでほしいと思っていましたが、当時のスタイルからすると非常識なことも多かったと思います。

ただ、その気持ちを変えることなく続けた結果、自然とお店は繁盛するようになり、看板メニューであったカレーが専門店「CoCo壱番屋」の誕生となったのです。

ここまでの過程で特別大きな目標を立てたりすることはありませんでした。一日ずつ、一月ずつ、目の前のお客さまに対して一生懸命にサービスをすること。だた、それだけのことでした。人も同じことです。大きな「夢」でなくていい。小さくてもいいから、はっきりとした目標を持っていてください。日々落ち込んだり、つらいことがあったりしたとしても、きっと乗り越えられるはずです。