Leaders Style(リーダーズスタイル)

シノハラタイヤ株式会社 篠原 大

シノハラタイヤ株式会社 代表

篠原 大

Dai Shinohara

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技術とサービスの両立を目指して
 もし、タイヤを交換したいと思ったらどちらにいかれますか?
実際に車を購入した店に行くというケースが一番多く、次に多いのがカーショップを選択するというケースです。
 タイヤ業界にいる人間が常識として考えるタイヤショップのイメージを払拭し、既存のお客様が“違和感”を抱くくらい新しく、「今までタイヤショップに訪れる機会や気持ちをもたなかった人が訪れやすい店作りを実践しよう」というコンセプトのもとに現在のお店を立ち上げました。正確に言うと僕は二代目で、先代は父になります。父から依頼を受けてこの仕事を始め、もともとあまりタイヤ業界が好きなわけではなかったのですが、あるときからこのシノハラタイヤという会社を自分の好きな会社にしたいと思いました。
 当初は、お客様にタイヤを納品することだけでした。とにかく僕はそれをどうにか変えたくて、もっと色んな可能性を広げたかった。先代である父は会社の方針を変える気はなかったので、「変えたいなら一人でやってみなさい」と言われたところから、僕が社長として会社を継ぐことになりました。先代の頃は乗用車のタイヤを交換する機械すらなく、乗用車のタイヤは販売すらしてなかったわけです。しかし僕はそれでも、「日本で一番のプロショップにしたい」「お客様に選ばれる店でなく、こちらがお客様を選べるくらいの店にしたい」と言っていました。当時は4.5人の従業員しかおりませんでしたが、彼らのきょとんとした顔は今でも覚えています。おそらく「なにこの人馬鹿なこと言ってるの?そんなことできるわけないじゃないか」という感じだったと思います(笑)当時のタイヤ屋さんはタイヤを作る事のできない、お客様に選ばれる立場の存在でしかなかったわけですから、当たり前といえば当たり前の反応です。結果的に現在は、うちではなくてはいけない、とリスペクトをしてくれるお客様と取引することが可能になりました。タイヤ屋さんよりもクルマ屋さんが尊重される傾向が、徐々に改善されてきたのだと思います。
「念ずれば花開く」
 しかし、変化していく中で、退職する方が「僕はタイヤ屋さんになりたかったのにこんなことまで望まれるとは思いませんでした。」という言葉を残して辞めていくことがありました。技術職とサービス職を両立することに疑問を感じたわけですね。ただ、僕がサービスとして掲げていることはあくまで広義の意味でのサービスであって、例えば「安全を提供すること」に始まり「気持ちよく帰っていただくこと」まですべて含んでいます。だから、マニアックな人にだけしか喜んでいただけないとなると決してサービスが行き届いていないという状況になるわけです。「古いタイヤが新しくなればいい」、「パンクしたタイヤが元に戻ればいい」、それだけを考えて経営されているお店もたくさんあります。しかし、それはあくまで技術の話であってサービスの話とは別です。例えば、作業着が汚れてる人と作業着が綺麗な人がいてあなたはどちらの人間により安心して自分の車を預けることができますか?おそらく後者だと思います、理由はなんとなく安心できるからというものかもしれませんが、その「なんとなく」でもいいから安心を提供できるお店を作ろうとしたわけです。
 今後は、店舗を増やして、まずはシノハラタイヤを知ってもらいたいと思っています。会社を大きくしたいという動機は利益の拡大のためというよりもシノハラタイヤの知名度を純粋に普及させたいという思いが強いです。まずは認知度を向上させ、それに伴ってハード面も従業員と一丸となって向上させていく。僕の座右の銘は「念ずれば花開く」です。とにかくこうなりたいと強く思えば、それを実現できる、実際にそのための努力はしなくてはいけませんが、念じることでそのチャンスを引き寄せることができると信じております。

 若者には良くも悪くも特権がたくさんあると思います。しかし、その特権を使い続ける限り、「若者の癖に」と罵られることも否めないわけです。それでも、いくら罵られようとも強い思いを抱き続けてほしい、ということですね。どれだけ罵倒されようと徹底的に貫いてほしい。現代社会はあまりに情報量が多すぎて選択肢が過剰にある。それはとても不幸なことかもしれませんが、どうにかして何とか自分の思いを見つけてほしいし、見つけていない人は見つける努力をしてほしい。そういう人たちを僕は応援していきます。

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