Leaders Style(リーダーズスタイル)

株式会社パットコーポレーション 尾﨑卓治

株式会社パットコーポレーション 代表取締役

尾﨑卓治

Takuji Ozaki

1969年生まれ、愛知県出身。プロシンガーを目指し20歳で上京。レッスンを重ねながら当時ではまだ珍しかった登録型派遣会社に登録スタッフとしてさまざまな仕事に携わる。後に派遣会社に就職。上場を目指した社の発展に寄与した後に独立を果たし、2004年9月に株式会社パットコーポレーションを設立した。2010年には待機児童問題など育児の諸問題に対し取り組むことを決意し、渋谷区代々木(富ヶ谷)に音楽保育園「キラキラキッズナーサリー」を保育施設として開園、運営している。
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 色んな人に支えられているし、色んな人との繋がりであったりとか、友人であったり知人であったり、どういう可能性を誰が持っているのか分からないと思うんですよ。だから人材って凄く大変なんですけど。そこに秘めている可能性はとても大きいですね。

 パットコーポレーションの強味っていうところでは、7割から8割が現場で働いているスタッフを社員に引き上げていることですね。どういうメリットがあるかと言うと、クライアントにとっても「社員が来ている」という安心感がありますよね。それに現場の情報がより速く入ってきますし、そういうところではスタッフの定着率や契約の更新率が非常に高いところが他の人材派遣会社と違うところですね。
君が持っているノウハウ・経験は作ろうと思ってできるものではない
尾﨑卓治
 高校時代は生徒会長をしたりバンド活動に励んだり、人一倍行動をしていたように思います。友人から誘われ始めたバンド活動は「プロミュージシャンになる」と決意し、20歳になると同時に上京するまでに至りました。一度始めたらとことんやらなければ気がすまない性格は今でも変わっていないかもしれませんね(笑)上京後は音楽のレッスンやライブ、オーディションなど音楽活動をしながらバイトで稼いで生活を両立しなければならない生活でした。その時に出会ったのが、ある人材派遣会社だったのです。そこではいろいろな仕事に関わる事ができ、良い経験ができました。その時の自分の仕事ぶりを評価してもらい、結果的に「うちの会社の仲間として加わって欲しい」と強く誘われ、その会社へ入社する事となりました。

 入社後、アルバイト時代では経験できなかったような仕事を次々と任せていただけました。異例のスピードで東京本部の部長に任命していただき、事業計画立案や取締役会に参加するなど、非常に多く人との出会いとかけがえのない経験を得る事ができました。そのころはわからない事も多く、その都度教えてもらったり、自分で勉強をしたりと、精一杯できることはやっていましたね。その時の経験は自分自身が経営に携わるようになってから非常に役に立っています。

 人材業界に身を置く中で、社員教育の重要性を痛感していました。「働くものが成長すれば会社は強くなる」という理念を自分と関わっている人たちのためにも、より実現化できないか、といろいろな角度で模索していました。その時勤めていた会社の役員から「君が持っているノウハウ・経験は作ろうと思ってできるものではない」と助言を受け、それが後押しとなる形で自らが起業することを決意しました。

 設立当初から苦難の連続でした。クライアントの開拓や登録スタッフの確保、そして資金調達・・・。立ち上げの苦しさを痛感しました。そんな状況の中、何かを変えなければ何も好転することはないと考え、意を決して事務所を移転することを決意しました。すると、それから不思議なことに、状況が一転。優秀な人材が仲間に加わったり、大口の客先との取引がスタートしたりと、良い循環が回り始めました。それが追い風となり、おかげさまで、その後も順調に売上も推移する事ができました。
色んな人との“つながり”があった
株式会社パットコーポレーション
 働くスタッフの身になったら、やっぱりこういうふうにされたら嫌だろうなとか、こうして欲しいだろうなとか、こういう気持ちだろうなっていうのはありますよね。クライアントも同じで、そのポジションの立場になって理解することが大事です。だからと言って、怒られたら嫌だなと思っていてもダメで、結局はその人の為になるのかならないのか?じゃあどういう言い方をしたらいいのか?そういうことを色んな角度から考えながら、文章にしたり言葉で発したりしていますね。

 僕みたいな者にこういうことが出来ているのは、色んな人に支えられているし、色んな人との“つながり”があったからだと思います。誰にだって可能性はあるのだから、登録しているスタッフの中でやりたいことが明確にあれば、それをちゃんと論理づけて成功できる道筋が立てられるなら、まったくの異業種であってもバックアップをしていきたいと思います。だから“つながり”を大切にしていきたいですね。
※記事の内容は取材当時のものとなります